2010年9月 8日(水) 08時27分25秒 |
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「識字」とは「文字の読み書きができる」ことです。 1965(昭和40)年のこの日、イランのバーレビ国王が軍事費の一部を識字教育に回す提案をしたことを記念しています。 1990年に国連が国際デーとして定めました。 2000年現在、成人非識字者数は全世界で8億8000万人といわれています。
2010年9月 7日(火) 08時45分57秒 |
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「ク(9)リーナ(7)ー」の語呂合わせから、めがねクリーナーの製造会社・パールが制定した記念日です。 また、この日とは別に、10月1日は「めがねの日」で、「目の愛護デー」の10月10日までが「目とめがねの週間」になっています。
2010年9月 6日(月) 09時06分53秒 |
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「く(9)ろ(6)」(黒)の語呂合わせで、この日は京都黒染工業協同組合が「黒の日」に制定しています。 また、鹿児島黒牛黒豚銘柄販売促進協議会も1998(平成10)年にこの日を記念日に定め、「黒の日まつり」としてセールや試食喧伝を行って普及に努めています。
黒牛に関する昔話
むかし、二人の絵かきさんが旅に出ました。 ある日、二人は宿屋で、江戸からきたという男の人といっしょになりました。 三人で話しているうちに、男の人が言いました。 「ところで、おまえさんたちのお仕事はなんですか?」 すると、一人の絵かきさんが胸を張って言いました。 「わしは絵かきじゃ。めずらしい国を旅しながら、絵をかいている」 すると、もう一人の絵かきさんも、 「わしも絵かきじゃ。二人で旅をしながら、美しい景色を絵にかいている」 それを聞くと、男の人はくやしくなり、 「それはそれは。実はわたしも絵かきでしてな。江戸じゃ、少しばかり有名ですぞ」 と、うそをつきました。 「そんなら、ひとつ三人で絵のかきっこをしましょう」 「それはいい思いつきだ」 二人の絵かきは、男の人が、どんな絵をかくのか見てやろうと思いました。 (・・・さて、これは弱った) 絵のまるでかけない男の人は、困ってしまいましたが、いまさら、うそだとはいえません。 なにくわぬ顔で、 「それじゃ、そちらから、かいてもらいましょう」 と、言いました。 そこでまず最初の絵かきさんは、おかあさんが小さい子供にご飯を食べさせている絵をかきました。 なかなか上手です。 でも、男の人は、わざとつまらなそうに言いました。 「おかあさんが、口を閉じているのはおかしい。子供にご飯を食べさせるときは、親もいっしょに口を開けるもんです。それじゃ、つぎの方」 もう一人の絵かきさんは、木こりが木を切っている絵をかきました。 これもなかなか上手です。 (さすがに絵かきだ。二人ともうまいもんだ) 男の人は、心の中で感心しました。 でも、やっぱりつまらなそうに、 「木を切っているのに、木のくずがないのはおかしい」 と、言いました。 けちを付けられた二人の絵かきさんは、おもしろくありません。 「それじゃ、あなたの腕前を見せてもらいましょう」 「よろしい」 男の人は、筆にたっぷり墨をつけると、紙をまっ黒にぬりつぶしてしまいました。 二人の絵かきさんは、びっくりしてたずねました。 「・・・?」 「・・・いったい、これはなんの絵ですか?」 すると、男の人は、すました顔で、 「これは、まっ暗闇から、黒牛が出てきたところです」
2010年9月 5日(日) 08時49分23秒 |
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1977(昭和52)年のこの日、2日前に通算ホームラン数の世界最高記録を作った王貞治に国民栄誉賞第1号が贈られました。 この賞は内閣総理大臣表彰のひとつで、これまでにマラソンの金メダリスト高橋尚子選手など、スポーツ界や芸能人を中心に贈られています。
2010年9月 1日(水) 08時54分40秒 |
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1923(大正12)年のこの日、関東大震災が起こりました。 その大惨事を忘れないため、また台風の被害の多い時期であることから、1960(昭和35)年に国土庁(国土交通省)が制定しました。 関東大震災の惨事を教訓として防災意識を高めることを目的に、毎年各地で防災訓練などが実施されてます。
防災に関する昔話
あるばんの事です。 とんちが得意のきっちょむさんが、かわや(トイレの事)におきると、向こうの空が、まっ赤にそまっています。 「ややっ、火事かな。どのへんじゃろ? うん? あの辺りは、もしや!」 どうやら、村のしょうやさんの屋敷の辺りです。 「たっ、大変だー! すぐに、すぐに知らせに行かなくては!」 きっちょむさんは、かわやを飛び出して、はだしでかけだそうとしましたが、 「・・・いや、まてよ」 寝ていたおかみさんを起こして、まず、お湯をわかしてもらって、ていねいに、ひげをそりました。 それから、大事な時に着る「かみしも」を着て、たびをはいて、せんすを手にして、ゆうゆうと落ち着いて、しょうやさんの屋敷へ出かけました。 火事は庄屋さんのはなれでした。 まだ、誰も気がついていません。 「しょうやさん、しょうやさん。はなれが火事でございますよー」 きっちょむさんは、雨戸をしずかに叩いて、しょうやさんを呼び起こしました。 声が小さかったし、戸の叩き方もおとなしかったので、しょうやさんは、なかなか目をさましません。 「しょうやさん、しょうやさん。はなれが火事でございますよー。はやく消さないと、大変なことになりますよー」 「・・・・・・」 しばらくたってから、 「なに、火事じゃと!」 しょうやさんがやっと起きて戸を開けると、はなれはもう、ほとんどやけてしまったあとでした。 次のあさ、しょうやさんはかんかんにおこって、きっちょむさんの家にやってきました。 「おまえはゆうべ、火事だというのに、なぜ、かみしもなどつけて、ゆっくりきた。しかも、あんなおとなしい知らせかただ。はなれを、丸やけにしてしまったではないか。火事のときは、なにをさておいてもかけつけて、大きなこえや、ものおとで、知らせねばだめだ!」 きつい文句をいいました。 「へい、次からは、そうしましょう。・・・けど、しょうやさんは、いつも、『男はいざというときはおちついて、みなりもきちんとせよ』と、言っていたではありませんか」 「それも、ときとばあいじゃ! そのくらいのことをわきまえないで、どうする!」 おこったまま、かえっていきました。 せっかく火事を知らせてあげたのに、きっちょむさんは、おもしろくありません。 さて、それからいく日かたった、ばんのこと。 きっちょむさんは、よなかに、がばっとはねおきると、丸太をかついで、しょうやさんの屋敷にかけつけました。 そして、丸太を力いっぱいふりあげて、 ドンドン! ドンドン! と、雨戸をたたいて大声でいいました。 「火事だ! 火事だ! 火事だー!」 しょうやさんは、とびおきました。 あま戸をあけると、きっちょむさんです。 「火事はどこだ! おいおい、そんなにたたくな。屋敷がこわれるではないか」 すると、きっちょむさんは、丸太をほうりだして、 「ああ、くたびれた。どうです。本当に火事があったときには、今くらいの知らせ方で、いかがでしょうか?」
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