2009年12月22日(火) 08時21分19秒 |
スタッフブログ |
7500万年前に絶滅したはずのシーラカンスが、1938(昭和13)年のこの日にアフリカのマダガスカル島沖で確認されました。 まさに化石が生き返った瞬間です。 最近では、インドネシア・スラウェシ島近海の小さな島でも発見されました。
さかなに関する昔話
むかしむかしの寒い日のことです。 森には木の実がなくなってしまい、サルはおなかがペコペコでした。 ところが、川に住むカワウソは、毎日おいしそうな魚を腹一杯食べています。 サルがカワウソに聞きました。 「カワウソくん。どうしたら、そんなに魚が捕れるんだい?」 するとカワウソは言いました。 「かんたんさ。川の氷に穴を空けて、しっぽを入れるだろう。それからじっと待つんだ。そしたら、魚がしっぽをえさと間違えて食らいつく、それを釣り上げるんだ」 「へぇー」 それは良いことを聞いたと、サルはさっそく川へ出かけていきました。 カチカチにこおった氷に穴を空けて、サルはしっぽをたらします。 「うひゃあ、つめたい!」 しっぽがとっても冷たかったけれど、サルはじっとがまんしました。 「待つんだ、待つんだ。もうすぐ魚が食べられるぞー」 しかし、なかなか魚は来ません。 そのうち、サルはウトウトと、いねむりをしてしまいました。 そして気がつくと、しっぽがこおりついてしまい、動かすことが出来ません。 それを、大きな魚が釣れたとかんちがいしたサルは、大よろこびでしっぽを引っ張りました。 「うーん、おもたい。これは、よほど大きな魚に違いないぞ」 サルは顔を真っ赤にして、力まかせにしっぽを引っ張りました。 そして・・・。 ブチン!! あまりにもしっぽを力一杯引っ張ったため、サルのしっぽは途中でちぎれてしまいました。 サルの顔が赤くてしっぽが短いのは、こういうわけだそうです。
2009年12月21日(月) 08時21分36秒 |
スタッフブログ |
遠距離恋愛中の恋人同士が、クリスマス前に会ってお互いの愛を確かめあう日です。 「1221」の両側の1が1人を、中の2が近づいた2人を表しています。 遠距離恋愛中の方は、恋人に、せめて電話だけでもしてあげてくださいね。
2009年12月19日(土) 08時25分21秒 |
スタッフブログ |
ライト兄弟から遅れること7年と2日後の1910(明治43)年12月19日、日本最初の飛行訓練が開始されました。場所は東京・代々木錬兵場(代々木公園)、パイロットは徳川好敏工兵大尉でした。5日後に離陸に成功、飛行時間は4分、高度70メートル、飛行距離3000メートルを記録しました。
飛行に関する昔話
むかしむかし、あるところに、かもとりのごんべえさんという人がいました。 ある朝、ごんべえさんは、近くの池へいってみて、びっくり。 しかけておいたワナに、かぞえきれないほどのかもが、かかっていたのです。 おまけに、池に氷が張っているおかげで、かもたちは、動けずにいるようす。 「しめしめ。ここで待っていれば、もっと、つかまえられるにちがいない」 ごんべえさんは、大喜びで、ワナのアミを集めると、見はりをはじめました。 そのとき、お日さまが顔を出して、池の氷が、スーと、とけはじめました。 「おっと、大変」 あわてたときは、もうおそく、目をさましたかもたちが、バタバタバタと飛び立ち、それといっしょに、ごんべえさんも、かもたちに引っぱられて、空へ舞いあがってしまいました。 かもたちは、ごんべえさんをぶらさげたまま、野をこえ、山をこえ、谷をこえ。 「たっ、たすけてくれー!」 叫んでいるうちに、うっかり、アミをはなしてしまったから、大変です。 ごんベえさんは、まっさかさまに空から落っこちると、畑で働いていたお百姓さんの前へ、ドスン! 「なになに、かもをつかまえようとして、反対にさらわれたって?」 話を聞いたお百姓さんは、気のどくに思って、 「どうだい、ここでしばらく、くらしていっては」 「はいはい、よろしくお願いします」 つぎの日から、ごんべえさんは、畑をたがやしたり、種をまいたり、一生けんめいに働きました。 そんなある日、アワ畑で刈り入れをしていると、三本だけ、特別に大きな穂をつけた、アワがありました。 「ようし、こいつを刈ってやれ」 手元へ引き寄せて、穂を刈ろうとしたとたん、くきがバネのようにビョーンと、はね返ったから大変です。 ごんべえさんは、ピューと飛ばされて、遠く離れた、かさ屋のお店の前へ、ドスン! 「なになに、アワを刈ろうとして、飛ばされたって?」 話を聞いたかさ屋の主人も、気のどくに思って、 「それでは、しばらく、ここで働いて、お金をかせいでいくがいい」 「はいはい、よろしくお願いします」 ごんべえさんは、お店の手伝いをして、せっせと働きはじめました。 そんなある日、できあがったかさを干そうとしていると、風がピューと、ふいてきました。 ごんベえさんは、あっというまに吹き飛ばされて、またまた、空の上です。 「なんだって、こう、飛ばされてばかりいなけりゃならないんだ」 ブツブツいいながら飛ばされていくうち、屋根のような所に足がつきました。 「フー、やれやれ、助かった。だれかさんの家の上におりたらしいぞ。・・・へぇ!?」 ところがそこは、なんと、お寺の五重の塔のてっペんだったのです。 さあ、ごんべえさんが、驚いたのなんの。 「たっ、たすけてくれー!」 そこへ走ってきたのが、四人のお坊さん。 持ってきた、ふとんを広げると、 「おーい、だいじょうぶかー? ここへ飛びおりろー」 「やだ、やだ。こわいようー」 「だいじょうぶ、だいじょうぶ。しっかり持っているから、はやく飛びおりろー」 こうなったら、しかたありません。 「よっ、ようし。飛びおりるぞう。それ、一、二の三!」 ドスン! ごんべえさんは、みごと、ふとんのまん中へ飛びおりました。 しかし、そのひょうしに、お坊さんたちの頭がゴッツンコして、目から火花が、飛び出しました。 そして、その火花が、あたりへ飛んで、五重の塔が焼け、お寺が焼け、なにもかもが残らず焼けてしまいました。
2009年12月18日(金) 08時26分10秒 |
スタッフブログ |
国際連合(United Nations)が正式に発足したのは、1945(昭和20)年10月24日です。 そして、日本の国連加盟が承認されたのが、1956(昭和31)年12月18日。 1933(昭和8)年に国際連盟を脱退して以来、実に23年ぶりに日本は国際社会に復帰しました。
2009年12月17日(木) 08時18分00秒 |
スタッフブログ |
この日は「飛行機の日」ともいいます。 1903(明治36)年、アメリカ・ノースカロライナ州のキティーホークで、ウィルバーとオーヴィルバーのライト兄弟が動力飛行機の初飛行に成功しました。 4回の飛行を行い、最高記録は飛行時間59秒で飛行距離が256メートル、飛行機の名は「フライヤー1号」でした。
飛行に関する昔話
むかしむかし、インドのある王さまには、三人の王子がいました。 王子たちの名まえは、「フーセイン」、「アリ」、「アーメッド」です。 また王さまは、なくなった兄の娘の「ヌーロニハル」もかわいがって、いっしょにお城にすまわせていました。 さてある時、とてもこまったことがおこりました。 「ヌーロニハルと結婚したいのです」 と、王子たちが三人ともいい出したのです。 でも、三人と結婚するわけにはいきません。 王さまは、考えたすえにいいました。 「では、この世で一番めずらしいものを見つけてきた者に、姫との結婚をゆるすとしよう」 そこで王子たちは、めずらしいものを探すためにべつべつに旅に出て、帰りに宿屋でおちあいました。 「ほら、ぼくのめずらしいものはこれだぞ」 三人はとくいになって、手に入れたものを見せあいました。 フーセインは、自由に空をとべるじゅうたん。 アリは、どんな遠いところでも見えるぼうえんきょう。 アーメッドは、においをかぐと病気がなおるリンゴでした。 そして三人でぼうえんきょうをのぞくと、ヌーロニハルが病気で苦しんでいるのが見えたのです。 「大変だ! すぐに帰らないと」 三人は空とぶじゅうたんにとびのって、お城ヘかけつけました。 そして魔法のリンゴのおかげで、ヌーロニハルはたちまち元気をとりもどしました。 王さまは大よろこびのあと、大よわりです。 三人の持ってきた三つの品はどれもめずらしいもので、どれもヌーロニハルを助けるのに役だったからです。 考えなおした王さまは、いいました。 「矢を一番遠くまで飛ばしたものを、姫のむこにきめるとしよう」 そこで王子たちはならんで、矢をはなちました。 アーメッドの矢が一番飛んだのですが、飛びすぎてどこかへいって見つからないので、王さまは二番目に遠くまでとばしたアリをむこにきめました。 「見つからないからだめだなんて、こんなくやしいことがあるもんか!」 アーメッドはがまんできずに、矢をさがしてどんどん歩いていきました。 矢は、山のふもとの岩の上におちていました。 「おやっ? 岩にとびらがあるぞ」 アーメッドがとびらをあけると、そこには美しい姫がたっていました。 「ようこそ、アーメッドさま。わたしはぺリパヌー姫ともうします」 アーメッドは、ひと目でぺリパヌー姫に心をひかれました。 やがて二人は結婚し、幸せな月日がすぎました。 「いちど、父上にあいにいってこよう」 ひさしぶりにお城へかえったアーメッドを見て、王さまはたいそうよろこびました。 「元気か? おまえがいなくなったあと、フーセインも空とぶじゅうたんで旅に出てしまい、さみしいかぎりだ。今はどこでくらしているのだ?」 「それはいえません。そのかわり、わたしは月に一度、お城へ帰ってまいります」 これを聞きつけて、大臣がいいました。 「王さま、アーメッドさまはヌーロニハル姫と結婚できなかったのをうらんで、今にせめてくるかもしれません」 「そんな、ばかな」 王さまは、気にもとめませんでした。 でもある日、そっと魔法使いにアーメッドをさがさせますと、魔法使いが言いました。 「王さまたいへんです! 王子さまはわたしよりずっと魔法の力がある姫と結婚して、宝石のかがやくお城にすんでいます」 王さまは、あわてました。 「そんなにすごい魔法を使えるなら、この国をのっとることなどかんたんであろう。しかし、アーメッドがそんなことをするはずが・・・」 そこへ、大臣と魔法使いがいいました。 「いいえ、王さま。アーメッドさまは必ずせめてきます。かわいそうですが、アーメッドさまに何かを失敗させて、それを理由に処刑(しょけい→死刑)しましょう」 つぎの月になり、アーメッドがきた時、王さまは大臣と魔法使いに教えられた、とんでもない注文を出しました。 「わしの軍隊がぜんぶすっぽり入ってしまい、たためば手のひらにのるような、そんなテントをもってきてくれないか」 アーメッドはおどろいて自分の城ヘ帰り、それをぺリパヌー姫にはなしました。 「お気のどくに。王さまはきっと、だれかにおどかされていらっしゃるのですね。・・・はい、これがそのテントです」 さすがは、力がある魔法使い。 姫はかんたんに、注文のテントをアーメッドにわたしたのです。 アーメッドはそれをもって、王さまのところヘいきました。 本当にテントの中に軍隊が入るのを見て、王さまのおどろいたことといったらありません。 王さまはまた、大臣と魔法使いに教えられた、むちゃなことをいいました。 「ライオンの泉の水をくんできておくれ。あれを飲むと、長生きできるそうだから」 アーメッドは、ため息をつきました。 その泉にはおそろしいライオンがいて、近づく人間を食い殺すのです。 でも話を聞いたぺリパヌー姫は、アーメッドにいいました。 「だいじょうぶですよ、アーメッド。ライオンにヒツジの肉をなげればいいのです」 アーメッドは、ライオンがヒツジの肉を食ベているあいだに、水をくむことができました。 「アーメッドは、まったくふしぎな力をもっている。・・・だが、まさか、これはだめだろう」 王さまは大臣と魔法使いに教えられた、三回目の注文を出しました。 「身長が一メートル、ひげの長さが十メートルあって、とても力持ちのじいさんをつれてきてくれ」 「今度ばかりは、もうだめだ」 まえよりふかいため息をついたアーメッドに、ぺリパヌー姫はいいました。 「ご心配なく、アーメッド」 そういったかと思うと、王さまののぞみどおりの人があらわれました。 おどろいたことに、それは姫のお兄さんのシャイパルだったのです。 アーメッド王子とシャイパルは、王さまのところへ急ぎました。 そして、 「大臣に魔法使い! 王さまをそそのかしてアーメッドを殺そうとした罪は重いぞ!」 シャイパルは鉄の棒をビュンビュンふりまわして、その風で大臣と魔法使いをまどの外にふきとばしました。 王さまは、ハッと顔をあげていいました。 「悪かったアーメッド。ゆるしておくれ」 王さまが心からあやまると、アリもヌーロニハル姫もかけよってきて、心からアーメッドをむかえました。 「それにしても、フーセインもはやくもどってくればいいのに。今ごろ空とぶじゅうたんで、どこをとんでいるんだろう?」 みんなはそういって、空を見あげました。
面影は少ないですが、ディズニーの「アラジン」にも、このお話しは取り入れられています。
|