2010年1月17日(日) 08時25分49秒 |
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1995(平成7)年12月の閣議で制定されました。 この年の1月17日午前5時46分、淡路島北端を震源とする兵庫県南部地震が発生しました。 いわゆる阪神・淡路大震災です。 この災害ではボランティアが活躍し、1995年は日本の「ボランティア元年」といわれました。
2010年1月16日(土) 08時17分59秒 |
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1920(大正9)年、アメリカで禁酒法が実施された日です。 プロテスタントの影響が強かったアメリカではこれまでに18の州で禁酒法が実施されていましたが、この日からアメリカ全土に施行されました。 ところが、健康へ悪影響を及ぼす密造酒の横行や、ギャング出現の引き金にもなりました。
お酒に関する昔話
むかし、あるところに、むすめがひとりある夫婦がすんでいました。 そして、むすめが結婚する日がきました。 結婚式の日には、しんせきや知りあいの人たちを、おおぜいまねきました。 さて、教会での結婚式も無事にすみ、こんどはむすめの自宅で、はなやかなお祝いのパーティーをひらくことになりました。 ごちそうが山のようにテーブルにならべられましたが、まだ、ぶどう酒が出ていません。 そこで父親が、むすめの花よめに、いいました。 「ぶどう酒がなくちゃ、どうにもならん。地下の酒ぐらにいって、もっておいで」 「はーい」 花よめは、酒ぐらにおりていきました。 そして、ぶどう酒のビンをタルの下にあてて、せんをぬいて、ぶどう酒がビンにいっぱいになるのをまっていました。 花よめは、そのあいだボンヤリと、かんがえごとをはじめました。 「わたしは、とうとう結婚したんだわ。これから九か月もすると、むすこが生まれるわ。名まえは、なんとつけようかしら? ・・・そう、チッコ・ペトリロにしましょう。服をきせ、くつ下をはかせ、かわいがって育てて。・・・でも、もし、かわいいチッコが死んだりしたら、どうしましょう。・・・ああ、かわいそうな子、どうして死んでしまったの」 花よめは、ワーッと、なきだしました。 タルのせんは、あけっぱなしでしたから、ぶどう酒は、ザアーザアーと、床にながれっぱなしです。 テーブルについていたお客たちは、いつお酒がくるのかと、まっていました。 でも、いつまでたっても、花よめはもどってきません。 「ちょっと、酒ぐらへいって見ておいで」 と、父親が、おくさんにいいました。 「そうですね。ひょっとしたら、あの子は、ねむってしまったのかもしれませんね。小さいときから酒ぐらで、よくひるねをする子だったから」 母親が、酒ぐらにおりていくと、むすめがオイオイと、ないています。 「まあっ! どうしたの? なにがおきたの?」 「ああ、おかあさん。きょう、わたしは結婚したでしょう。そうすれば、九か月あとには、むすこが生まれるわ。その子の名まえは、チッコ・ぺトリロにしようと思うの。だけどね、おかあさん。もし、チッコが死んだらと思うと、かなしくて、かなしくて」 むすめは、またも、ワーッと、なきだしました。 「ああ、かわいそうな、わたしの孫」 「ああ、かわいそうな、わたしのむすこ」 むすめとおかあさんは、だきあって、なきだしました。 テーブルについていた人たちは、いくらまっても、ぶどう酒が出ないので、イライラしてきました。 「ふたりとも、なにをしているんだ。わしが見にいって、どやしつけてやろう」 父親は、酒ぐらにおりていきました。 すると、妻とむすめは、足までぶどう酒につかりながら、だきあって、ないています。 「おい。なにがおきたんだ?」 「おとうさん、きいてください。この子は、きょう結婚したでしょう。すると、まもなく、むすこが生まれますね。そこで、わたしたち、チッコ・ペトリロって名まえをつけることにしたんです。でも、そのかわいいチッコが死んだらと思うと、かなしくて、かなしくて・・・」 「うん。もっともだ、もっともだ。かわいそうなチッコ・ペトリロ」 父親も、なきだしてしまいました。 三人が、なかなかもどってこないので、 「ぼくが、見にいってきましょう」 花むこは、そういって、酒ぐらに、おりていきました。 すると三人は、足までぶどう酒につかりながら、ないています。 「いったい、どうなさったんです!」 「あなた」 と、花よめが、いいました。 「わたしたち、結婚したんですから、むすこができるわね。わたしは、その子に、チッコ・ペトリロと、名まえをつけることにしたんです。でも、せっかく育ったチッコが、もしも死んだらと思うと、かなしくて、かなしくて。それで、ないているんです」 「はあ? ・・・」 花むこは、さいしょ、じょうだんをいっているのだと思いました。 ところが、本気でいっているのがわかりましたので、三人にどなりました。 「あなたたち三人は、そろいもそろって、なんてばか者なんだ。みんな、お酒が出るのを、まっているじゃないか。いままで、こんなばか者ぞろいとは、思ってもみなかった。ばかばかしくて、気がおかしくなる。こんなうちでは、とてもくらせない。そうだ、いっそ旅にでよう。妻よ。おまえの顔を見ずにいたら、ぼくの気も、しずまるにちがいない。旅にでて、もし世間に、おまえより、もっとばかな者がいたら、もどってきて、いっしょにくらしてやる」 花むこは、さんざんののしって、酒ぐらを出ていきました。 そして、ふりかえりもせずに、旅にでていきました。 旅にでた花むこは、ある川のたもとにつきました。 すると、小舟につんだ、はしばみの実を、大きな熊手ですくいあげている人がいました。 でも、はしばみの実は、熊手のすき間からこぼれ落ちて、なかなかすくえません。 「もしもし。熊手で、なにをしているのですか?」 「ああ、さっきから、何度もすくっているだが、ちっとも、すくいあげられないんだ」 「あたりまえですよ。なぜ、シャベルをつかわないんです?」 「シャベル? そうか、なるほどね。そいつは、気がつかなかった」 (妻たちよりも、おばかな人が、一人いた) しばらくいくと、川の水を小さなスプーンですくって、ウシにのませている人がいました。 「もしもし。そんな小さなスプーンで、なにをしているのですか?」 「ああ、さっきから、三時間もやっているんだが、ウシののどのかわきが、なかなかとまらねえんだ」 「あたりまえですよ。なぜ、ウシにちょくせつ、川の水をのませてやらないんです?」 「ちょくせつ? おおっ、それはいい考えだ」 (これで、おばかが、二人めだ) 花むこは、また、あるきつづけました。 すると、畑のくわの木のいただきに、ズボンを手にして、立っている女の人がいました。 「もしもし。そんなところで、なにをしているんです?」 「まあ、だんな、きいてくださいよ。夫が、このあいだ死んのですが、坊さんがいうにゃ、夫は天国へいったちゅうことです。そこで、わたしゃ、もどってきたら、このズボンをはかそうと思って、まってるだよ」 (三人めのおばかだ) 世間には、妻よりもばかな者が、三人もいた。 これでは、うちへかえったほうがよさそうだ。 花むこは、そう思って、うちへかえりました。 この後、うまれた子どもに、チッコ・ペトリコと名づけましたが、チッコ・ペトリコは、とても長生きしたそうです。
2010年1月15日(金) 08時21分38秒 |
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1947(昭和22)年のこの日、日本初のヌードショーが開演されました。 場所は、東京・新宿の帝都座五階劇場でした。 俗に「額縁ショー」とも呼ばれ、ヌードの女性が額縁の中で、じっとしているというもの。
2010年1月14日(木) 08時30分26秒 |
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1958(昭和33)年、南極観測の第2次越冬隊は厚い氷に行く手を阻まれ観測を断念。 1次越冬隊員は救助されたものの、15頭の樺太犬は南極に取り残されました。 しかし、1959年のこの日、タロとジロ、2頭の生存が確認されました。
犬の出てくる昔話
むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。 おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へせんたくに行きました。 おばあさんが川で洗濯をしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、大きな桃が流れてきました。 「おや、これは良いおみやげになるわ」 おばあさんは大きな桃をひろいあげて、家に持ち帰りました。 そして、おじいさんとおばあさんが桃を食べようと桃を切ってみると、なんと、中から元気の良い男の赤ちゃんが飛び出してきました。 「これはきっと、神さまがくださったに、ちがいない」 子どものいなかったおじいさんとおばあさんは、大喜びです。 桃から生まれた男の子を、おじいさんとおばあさんは桃太郎と名付けました。 桃太郎はすくすく育って、やがて強い男の子になりました。 そしてある日、桃太郎が言いました。 「ぼく、鬼ヶ島(おにがしま)へ行って、わるい鬼を退治をします」 そして、おばあさんにきび団子を作ってもらうと、鬼ヶ島へ出かけました。 旅の途中で、犬に出会いました。 「桃太郎さん、どこへ行くのですか?」 「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」 「お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。おともしますよ」 犬はきび団子をもらい、桃太郎のおともになりました。 そして、こんどは、サルに出会いました。 「桃太郎さん、どこへ行くのですか?」 「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」 「お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。おともしますよ」 そして、こんどは、キジに出会いました。 「桃太郎さん、どこへ行くのですか?」 「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」 「お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。おともしますよ」 こうして、犬、サル、キジの仲間を手に入れた桃太郎は、ついに鬼ヶ島へやってきました。 鬼ヶ島では、鬼たちが近くの村からぬすんだ宝物やごちそうをならべて、酒盛りの真っ最中です。 「みんな、ぬかるなよ。それ、かかれ!」 犬は鬼のおしりにかみつき、サルは鬼のせなかをひっかき、キジはくちばしで鬼の目をつつきました。 そして桃太郎も、刀をふり回して大あばれです。 とうとう鬼の親分が、 「まいったぁ、まいったぁ。こうさんだ、助けてくれぇ」 と、手をついてあやまりました。 桃太郎と犬と猿とキジは、鬼から取り上げた宝物をくるまにつんで、元気よく家に帰りました。 おじいさんとおばあさんは、桃太郎の無事な姿を見て大喜びです。 そして、三人は宝物のおかげで、しあわせにくらしましたとさ。
2010年1月13日(水) 08時22分07秒 |
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1946(昭和21)年、高級たばこ「ピース」が発売されたのがこの日です。 発売当初、他のたばこは4円、ピースは10本入り7円でパッケージは鳩のデザインでした。 日曜・祝日のみひとり1箱に限って販売されていましたが、東京・有楽町の売店では、1000箱が1時間で売り切れたといいます。
たばこに関する昔話
むかしむかし、アメリカのインディアンにタバコがすきで歌の上手な、クロスカップという男がいました。 ある日クロスカップは、用があって海をわたることになりました。 でもクロスカップは、あまり泳ぎが上手ではありません。 そこで、 ♪ほうい ほうい。 ♪海をわたりたいが わたしはあまり泳げない ♪お礼はするから だれかわたしをのせてくれ ♪ほうい ほうい 海岸に立って歌うと、クジラがやってきました。 「海のむこうまで、のせていってくれないか?」 「おやすいご用だ」 クロスカップをのせたクジラは、ぜんそく力でおよぎ出しました。 「しっかりと、つかまっていてくださいよ」 「だいじょうぶ。おまえの背中はひろいから」 クロスカップはクジラの背中の上で、きざみタバコをパイプにつめると、プカリ、プカリと、ふかしました。 やがてむこうに、めざす島が見えはじめた時、きゅうにクジラのスピードがおちました。 「おや? どうしたんだい?」 「このまますすめば、おなかが海のそこにつかえてしまいます」 心配そうに、クジラがいいました。 「なあに、だいじょうぶさ」 クロスカップがわらっていうので、クジラはまたすすみました。 でも、やっと島についた時、クジラはやっぱり、あさせにのりあげてしまいました。 「ほら、あなたのせいですよ。もう、海にもどれなくなってしまった。どうしよう・・・」 クジラは、シクシクとなき出してしまいました。 「心配するな、わたしが海にかえしてやるから」 と、いうと、クロスカップは背中からすベりおりて、クジラの頭をかかえると、すごい力で、 「えい、えいっ!」 と、おしたのです。 すると、 「ズズッ、ズズズーッ」 クジラはすべり出して、海にプッカリとうかびました。 「さて、のせてくれたお礼に何をあげよう?」 クロスカップが聞くと、クジラはちょっと考えていいました。 「あなたの持っている、パイプとタバコをください」 「よかろう」 クジラはパイプをくわえて、よろこんで帰っていきました。 みなさんは、クジラがしおをふくと思っているでしょう。 でも本当は、クロスカップにもらったパイプをふかしているのですよ。
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