本格的な梅雨のシーズンを前に、建物の雨漏りの点検をしようということで、全国雨漏検査協会が1997(平成9)年4月に、この日を記念日として制定しました。
全国雨漏検査協会では、紫外線に反応すると青く光る検査液を使う新手法で、雨漏り発見に努めています 雨漏りに関する昔話 むかしむかし、雨のふるくらい晩、おじいさんが子どもたちに、話を聞かせていました。 「じいさま、いちばんこわいもの、なんだ?」 「・・・そうだの、人間ならば、どろぼうがいちばんこわい」 ちょうどその時、どろぼうがウマ小屋のウマを盗もうと、屋根裏にひそんでいました。 どろぼうが、これを聞いてニヤリ。 (ほほう。このおれが、いちばんこわいと) 「じいさま、けものでいちばんこわいもの、なんだ?」 「けものならば、・・・オオカミだの」 「じゃあ、オオカミよりこわいもの、なんだ?」 「そりゃ、ふるやのもりだ」 ウマを食べようと、ウマ小屋にひそんでいったオオカミは、それを聞いておどろきました。 ふるやのもりとは、古い屋根からポツリポツリともる、雨もりのことです。 だけど、オオカミはそんなこととは知りません。 「おらよりこわい、ふるやのもりとは、いったいどんな化け物だ?」 と、ガタガタふるえだしました。 屋根裏のどろぼうも、話を聞いてヒザがガクガクふるえています。 「ふるやのもりというのは、どんな物だ?」 と、ビクビクのところへ、ヒヤリとした雨もり(ふるやのもり)が、首にポタリとおちました。 「ヒェーーッ! で、でたあー!」 どろぼうは足をふみはずして、オオカミの上にドシン! 「ギャーーッ! ふ、ふるやのもりが、きたあっ!」 オオカミはドシンドシンと、あちこちぶつかりながら、ウマ小屋から飛び出しました。 振り落とされてはたいへんと、どろぼうは必死にオオカミにしがみつき、オオカミは振り落とそうと、メチャクチャに走り続けます。 夜明けごろ、うまいぐあいに、つき出ている木の枝を見つけたどろぼうは、ヤァー! と飛びついて、そのまま高い枝にかくれてしまいました。 「たっ、助かった」 オオカミのほうは、背中にくっついていた物がとれて、ホッとひといき。 「だが、まだ安心はできん。ふるやのもりは、きっとどこかにかくれているはず。友だちの強いトラに退治(たいじ)してもらおう」 と、トラのところへ出かけました。 話を聞いて、トラも恐ろしくなりましたが、いつもいばっているオオカミの前で、そんなことはいえません。 「ふるやのもりという化け物、必ず、わしが退治してやる。安心せい」 トラとオオカミは、いっしょに、ふるやのもりをさがしに出かけました。 すると、高い木のてっペんに、なにやらしがみついています。 オオカミがそれを見て、ガクガクとふるえだしました。 「あ、あれだ。あ、あれが、ふるやのもりだ」 「なに、あれがそうか。なるほど、恐ろしい顔つきをしておるわい」 トラは、こわいのをガマンして、 「ウォーッ! ウォーッ!」 と、ほえながら木をゆさぶりました。 すると、どろぼうが二匹の上にドシン! と落ちてきました。 「キャーン!」 「ニャーン!」 トラとオオカミは、なさけない悲鳴をあげながら、逃げて行きました。 どろぼうは、地面に腰を打ちつけて大けがをし、オオカミは、遠い山奥に逃げ、そしてトラは、海を渡って遠い国まで逃げて、二度と帰ってはきませんでした。 京都 賃貸よりオススメでした。
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