1828(文政11)年5月8日は国際赤十字の創始者アンリ・デュナンの誕生した日です。 1948(昭和23)年、ストックホルムで開催された第20回赤十字社連盟理事会でこの日が記念日に決定されました。 彼の祖国はスイスですが、赤十字の旗はスイスに敬意を表した白地に赤十字です。他の記念日
ゴーヤーの日 JA沖縄経済連と沖縄県が1997(平成9)年に制定。 「ゴー(5)ヤー(8)」の語呂合せと、5月からゴーヤー(苦瓜)の出荷が増えることから。 → 沖縄県の情報 (都道府県巡り)
童画の日 長野県岡谷市が制定。 1925(大正14)年、東京銀座・資生堂ギャラリーで「武井武雄童画展覧会」が開催されました。 → イルフ童画館 松の日 日本の松を守る会が1989(平成元)年に制定。 1981(昭和56)年、初めて同会の全国大会が開催されました。 日本の代表的な樹木の松をいつまでも大切に保護して行くことを目的としています。
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1888(明治21)年のこの日、伊藤圭介(植物学者)、菊池大麓(数学者)をはじめ25人の学者に博士号が授与されました。 これが日本初の博士の誕生です。 当時は論文の提出による博士号ではなく、教育への貢献を評価された名誉博士的なものでした。
博士に関する昔話むかしむかし、クレープスという名のまずしい百姓がいました。 クレープスは、二頭のウシをつかって、車に一台のたきぎを町ヘはこびました。 そしてそれを二ターレルで、ある博士に売ったのです。 百姓にお金をはらうとき、博士はちょうどごはんを食ベていました。 百姓は博士がおいしいものをのんだり食べたりするのを見て、とてもうらやましくなってきました。(博士になると、こんなにおいしいものが食べられるのか) そこで百姓は、じぶんも博士になることができるかとたずねました。「おお、なれるとも」と、博士はかんたんにいいました。「博士なんて、すぐになれるさ」「では、どうしたらいいのかね?」「まず、ABCの書いてある本を買いなさい。それは、表紙にオンドリの絵がかいてある本だよ。つぎに、きみの車と二頭のウシを売って、その金で服を買うんだな。それから、ほかにも博士に入り用なものをね。三ばんめに、『わたしはものしり博士である』と書いた看板(かんばん)をつくらせたまえ。そして、きみの家の戸口にくぎでとめるんだよ。あとはそうだな、なにをきたれてもどうどうとして、博士らしくしていればいい」 百姓は、博士からいわれたとおりにしました。 こうして百姓が、博士のまねをはじめてから、いくらもたたないうちに、ある金持ちの金がぬすまれました。 みんなは金持ちに、ものしり博士の話をしました。 その人はこれこれいう村に住んでいて、きっとその金がどこにいったかを知っているにちがいありませんと。 そこで金持ちは、さっそくウマ車にウマをつながせて、その村にでかけていきました。 そして百姓にむかって、ものしり博士かとたずねました。「そのとおり、わたしがものしり博士です」「では、わたしといっしょにいって、ぬすまれた金をもういちどとりもどしてください」「よろしい。しかし、妻のグレーテもいっしょにつれていかなくてはなりません」「ああ、いいですよ」 それからみんなは、いっしょにでかけました。 みんなが金持ちの家につくと、食事の用意ができていました。 そこで百姓もまず、いっしょにごはんを食ベることになりました。「よろしい。しかし、妻のグレーテもいっしょに」と、百姓がいったので、グレーテといっしょに食卓(しょくたく)にすわりました。 このときそこヘ、一ばんめの召使い(めしつかい)が、ごちそうのはいった大ざらをはこんできました。 すると、百姓はおかみさんをつついていいました。「グレーテ、あれが一ばんめのだ」 それは、あれがいちばんはじめのごちそうをもってきた人だという意味だったのです。 けれども召使いのほうでは、「あれが一ばんめのどろぼうだ」と、いっているのだと思いました。 しかも、その召使いがほんもののどろぼうでしたので、おそろしくなってきました。 そして、ヘやから出るとなかまにいいました。「あの博士はなんでも知っている。まずいことになっちまったぞ。やつは、ぼくのことを一ばんめのだとぬかしたんだ」 そこで二ばんめの召使いは、ヘやに入るのがいやでたまりません。 でも、入らないわけにはいきません。 次の召使いが大ざらをもってはいってくると、百姓はおかみさんをつついていいました。「グレーテ、あれが二ばんめのだ」 この召使いも、おなじようにおそろしくなってきました。 そこで、はやくへやからとびだしました。 そして、三ばんめの召使いが入ったときも、百姓はいいました。「グレーテ、あれが三ばんめのだ」 さて、四ばんめの召使いは、百姓がいつ自分たちが犯人だというか、こわくてこわくてたまりません。 そこで、ものしり博士にむかって、そとまできてくれるようにと目くばせしました。 百姓がそとにでると、召使いたちは四人とも、金をぬすんだのはじぶんたちだと白状しました。 そして、「もしあなたがつげ口さえしなければ、ぬすんだ金をそっくりかえすばかりか、たんまりお礼をします。さもなくば、わたしたちの命にかかわります」と、いったのです。 それから、四人は百姓を金のかくしてあるところヘ案内していきました。 よろこんだものしり博士は、もういちどテープルにつきました。 そしていいました。「ご主人。わたしはいま本で、どこに金がかくされているかさがしてみましょう」 けれども、五ばんめの召使いは暖炉(だんろ)にもぐりこんで、ものしり博士がもっとたくさんほかのことがわかるかどうかきいてみようとしました。 博士はすわったまま、ABCの本をひらきました。 そして、あちこちめくってオンドリをさがしました。 でも、なかなか見つからないので、いいました。「おまえはなかに入っている、でてきなさい」 すると、暖炉のなかにいる召使いは、じぶんのことをいうのだと思いました。 そして、ひどくおどろいてとびだすと、大声でいいました。「この人は、なんでも知っている!」 ものしり博士は、金持ちに金がどこにあるかを知らせました。 けれども、だれがぬすんだかはいいませんでした。 こうして、ものしり博士は両方からたくさんの金をお礼にもらいました。 そして、とても名高い男になったのです。
「ゴ(5)ム(6)」の語呂合わせから、ゴム製品のPRを目的に制定されました。 ゴムの木を植えてからゴム生産用の樹液(ラテックス)を採取するまでに5年くらいかかるといいます。 その後、ゴムの木は廃材として焼却されていますが、現在は再利用が進められています。
ゴムに関する昔話むかしむかし、ピアンというはたらきもののお百姓がいました。 ピアンは小人のように小さかったですが、いっしょうけんめい畑しごとをしたので、ピアンのつくるやさいはおいしいと、みんなの評判でした。 ところが、ある朝のことです。 ピアンがカボチャ畑へいってみると、きのうまでみごとになっていたたくさんのカボチャが、さんざんにあらされています。「ああ。だれが、こんなイタズラをしたんだ? 神さま。こんなイタズラをしたやつを、こらしめてください!」 ピアンは、神さまにたのみました。 そして家へかえってから、ふと、いいことを思いつきました。「そうだ。カボチャ畑にかかしを立てて、イタズラをしにきたやつをおどしてやろう」 ピアンは、大きなかかしをつくりました。 でも、かかしだけでは、おどろかないかもしれません。「こらしめのために、かかしに生ゴムをぬりつけてやろう。そうすれば、イタズラをしたやつは、かかしにぬった生ゴムがくっついて、はなれなくなるだろう」 ピアンはそう考えると、チューインガムのようにベタベタする生ゴムを、たっぷりとかかしにぬりつけました。 そして、そのかかしをカボチャ畑のまん中に立てました。「はてな? あれはなんだろう?」 そのようすを見ていたのが、森の中から出てきたのは、イタズラもののサルです。 ふしぎそうにかかしを見ていましたが、だんだん、バカらしくなってきました。 かかしは人間のように着物をきていても、人形のようにジッとしていて、ピクリとも動かないからです。「ようし。こうしてやれ」 イタズラもののサルは、ピシャンと、かかしを手でたたきました。 すると、生ゴムがベッタリと手について、はなれなくなりました。「ええい、こんちくしょう」 サルは、かかしを足でけとばしました。 すると、足もかかしにひっついて、いよいよ動けなくなりました。「あーん、あーん、あーん。たすけてくれえ。たすけてくれえ」 サルは、なきだしました。 それを、かくれていたピアンがつかまえました「さあ、つかまえたぞ。イタズラザルめ。おまえがやったんだな!」「キッキー。おゆるしください。ピアンさま。もう二度とイタズラはいたしません」「ふん。そんなことで、だまされるもんか。きさまのようなやつは、こうしてやる」 ピアンは、サルをたたこうとしました。 でも、サルがあんまりあやまるので、心のやさしいピアンは、サルがかわいそうになりました。「よし。もう二度としないというのなら、ゆるしてやろう」「ありがとうございます。ピアンさま。お礼に、おっしゃることならなんでもいたします」「ふん。大きなことをいうな。・・・でもそれなら、このわしを、お金持ちにしてみせられるか?」 ピアンは、からかっていったのですが、「はい。おやすいご用です」 サルはそういうと、すぐ森の中へかえっていきました。「おもしろいサルだ。このわしを金持ちにしてやるなんて」 ピアンは、サルのいうことなどあてにはしていませんでしたが、サルのほうは本気(ほんき)です。 森のおくのおくにある、鬼のお城まではしっていくと、「た、た、たいへんだあー!」と、さけびながら、お城の門の前で穴をほりはじめました。「なんだ。サルめ。なにをあわてて、穴などほっておるのじゃ?」 鬼たちがききました。「そんなのんきなことをいっているときではありませんよ。となりの国の兵隊が、百頭のゾウにのってせめてくるんですよ。だからふみつぶされないようにと、穴をほってかくれるつもりなのです」 サルが、でたらめをいったので、鬼のお城はたいへんなさわぎになりました。 みんな、おおあわてです。「百頭も、ゾウにせめてこられてはたまらない。おれたちも、サルのように穴をほってかくれよう」「いや、いまから穴などほってはまにあわん。それよりも、お城の井戸の中へかくれよう」 鬼たちは、みんなで井戸へとびこみました。「よし。みんなとびこんだようだぞ」 サルは、いちばんさいごにとびこんだ鬼のあとから、いそいで重い石のふたを井戸にかぶせました。「さあ、これでもう出られないぞ。ピアンさまをおむかえにいこう」 サルは、鬼のお城の倉(くら)から、きれいな大きな着物をだしました。 鬼のおかしらがきる、金色にピカピカと光る着物です。「そうだ。ピアンさまにのっていただくゾウにも、かざりをしよう」 サルはゾウのからだを、うつくしい宝石をかざりました。 サルはそのゾウをつれて、ピアンのうちまでむかえにいきました。「ピアンさま。ピアンさま。おやくそくしたとおり、ピアンさまをお金持ちにしてさしあげますよ。さあ、わたくしといっしょに、森のお城へおいでください」 ピアンは、どんなにおどろいたことでしょう。「ではピアンさま。この着物をおめしください」「こんな大きな着物はブカブカで、きられやしないよ」 でも、サルがその着物をピアンにきせるとどうでしょう。 ピアンのからだは、ふつうの人のように大きくなりました。 それは、魔法の着物だったのです。「これはおどろいた。まるで夢でもみているようだ」「いいえ、夢ではありません。ピアンさまのやさしい心がこうさせたのでございます。さあ、森のお城へまいりましょう」 ピアンは森のお城で、一生幸せにくらしました。
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