2011年4月30日(土) 08時15分49秒 |
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1950(昭和25)年のこの日に図書館法が公布されたことにちなんで、日本図書館協会が制定し、1972(昭和47)年より実施しています。 この日に続く5月を「図書館振興の月」として各地の図書館でさまざまな催しが行われています。
図書に関する昔話 むかしむかし、お母さんと二人でくらしている若者がいました。 若者は本をとじ合わせたり、皮で表紙を作る製本屋(せいほんや)さんで働いていました。 一生懸命働き、たくさん勉強もした若者は、今の仕事をもっともっと勉強したくて、旅に出ることにしました。 ところが、途中の森の中で道に迷ってしまったのです。 「ああ、くたびれたな。おなかがすいたな。でも、こんな森の中に宿屋があるはずはないし。・・・あ、あった!」 若者があきらめかけたとき、遠くにあかりが見えました。 若者はうれしくなって、あかりをめざして走っていきました。 そこは小さな古い家で、扉をたたくと、中からやせた背の低いおじいさんが出て来ました。 「お願いです、今夜一晩泊めてください! おなかもすいて、もう一歩も歩けないのです!」 若者がたのむと、おじいさんは部屋にいれてくれました。 そして、すみっこにあるテーブルにむかって、何やらブツブツ言い出したのです。 「なにをしているんだろう?」 ジッと見ていると、ふしぎなことに、パンにシチューに焼きたてのお肉、それにワインまでが、とつぜんあらわれたのです。 若者は大喜びで、パクパクムシャムシャ食べました。 そしておなかいっばいになると、おじいさんにお礼を言いました。 するとおじいさんは、ニヤニヤ笑いながら、 「ところで、お前さんはこの字が読めるかね?」 と、一冊の分厚い本を差しだしました。 若者は製本屋さんで働いていたので、知らない字はありません。 でも、『字ならなんでも読めます』って言ったら、なんだかいばっているように思えたので、こう答えました。 「いえ、字は、・・・あまり知りません」 「ほう。そうかい、そうかい。それはいい」 おじいさんはうれしそうに笑うと、若者をとなりの部屋に連れて行きました。 その部屋は、床から天井までビッシリと本がつみあげられています。 おじいさんは若者に、 「この本のほこりを全部とってほしい。1ページ、1ページ、わしがよく見えるようにしておくれ。わしはこれから三年間旅に出るから、帰って来るまでにやっておいてほしい」 そう言って、すぐに旅立って行きました。 その日から、若者は森の奥の小さな一軒家で、本のほこりをとる仕事を始めました。 初めはほこりをとることに一生懸命でしたが、そのうちに、この本は全部魔法のことばが書いてあることに気がつきました。 若者は夢中になって読みだし、いろいろな魔法のことばを覚えました。 それから、やくにたちそうな魔法のことばが書いてあるページは切りとって、ポケットにこっそりしまいました。 月日はいつの間にか過ぎ、三年たっておじいさんの魔法使いが帰って来ました。 魔法使いはきれいになった本の山を見てとても喜び、若者にたくさんのお金をあげました。 若者はそのお金を持って、お母さんの所へもどりました。 お母さんは、三年ぶりに帰ってきた息子をだきしめて喜び、たくさんのお金を見て、さらに喜びました。 お母さんと息子はしばらくのあいだ、のんびりとくらしました。 そしてお金がなくなると、若者は覚えてきた魔法のことばで白いウマになり、お母さんに言いました。 「僕を市場で高い値段で売ってください。でも、絶対に手綱(たづな)はとりはずして売ってください」 お母さんは言われたとおりに、市場にウマを売りに行きました。 すると、りっぱな紳士が近づいて来て言います。 「ほほう。これは見事なウマだ。五百ターレルで買いましょう」 ウマになった若者は、その声を聞いてドキッとしました。 (この声は魔法使いだ! 僕が魔法のことばの何ぺージかをやぶいて盗んだのを知って、とり返しにきたんだ) でも、そんなこととは知らないお母さんは、大喜びで紳士にウマを売ったのです。 紳士はウマを連れて、宿屋に行きました。 ウマはウマ小屋につながれ、ウマ屋番が見張ることになりました。 ウマになった若者は、ウマ屋番にそっと言いました。 「わたしの手綱をはずしてください。わたしは悪い魔法をかけられてウマにされたのです」 ウマ屋番は驚いて、手綱をはずしました。 そこへ魔法使いが、こわい顔で入ってきたのです。 手綱をはずされた若者は、魔法のことばをとなえて小鳥になると、空へ飛びたちました。 魔法使いも魔法のことばでハゲタカになり、若者を追いかけました。 「こらっー! わしの魔法の本のひみつを返せー! お前は字が読めないと言うから、やとってやったのだ。このうそつきのドロボウめ」 小鳥になった若者は、ハゲタカのツメにひっかけられそうになりながらも、夢中で飛びまわって逃げました。 そしてお城が見えてきたとき、ついに小鳥になった若者は、背中をするどいツメでひっかかれてしまいました。 そのとたんに、若者は金の指輪(ゆびわ)になりました。 金の指輪はクルクルとまわりながら、お城の庭の花園(はなぞの)に落ちて行きました。 そこではちょうど、お姫さまが花園をさんぽしていたので、空からふってきた金の指輪にビックリです。 「まあ、なんてきれいな指輪なの。お日さまの光をリングにしたみたい。そうだわ。おとうさまにお見せしましょう」 お姫さまは指輪をつけてるとニッコリほほえんで、お城へはいって行きました。 若者はホッと安心しましたが、次の日に、あの魔法使いがお城にあらわれたのです。 王さまの病気をなおす医者にばけて、やって来たのでした。 魔法使いは魔法のことばで、たちまち王さまを元気にしてしまいました。 王さまは喜んで、医者になった魔法使いに言いました。 「何でも、好きなものをやろう」 「それでは、王さま」 医者に化けた魔法使いは、お姫さまを横目でジロリと見ていいました。 「お姫さまの指にかがやく、金の指輪をいただきたい」 お姫さまは、ニッコリ笑ってうなずきました。 「ええ、この指輪でしたらさしあげますわ。おとうさまの命の恩人のお礼になるのでしたら喜んで」 と、お姫さまは医者になった魔法使いに指輪をわたそうとして、うっかり指輪を床に落としてしまいました。 指輪は床に落ちてころがりながら、アワの一つぶに姿をかえました。 それを見ると魔法使いは、医者からニワトリになって、アワをつついて追いかけました。 そのとたん、アワはキツネになり、ニワトリの首にかみついたのです。 「キューー!」 ニワトリになった魔法使いは、そのまま死んでしまいました。 そしてキツネになった若者は、美しい王子さまの姿に変身して、お姫さまにいいました。 「わたしは、悪い魔法使いからお姫さまを守るために指輪の姿になっていたのです。悪い魔法使いはやっつけました。もうご安心ください」 それを聞いた王さまとお姫さまは、大喜びです。 そして、王さまが言いました。 「りっぱな若者よ。よくぞ姫を助けてくれた。ほうびに、姫のむこになってはくれまいか?」 こうして若者はお姫さまと結婚して、いつまでも幸せに暮らしたのです。
京都賃貸よりオススメでした。
2011年4月29日(金) 08時07分08秒 |
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この「昭和の日」は、1989(昭和64)年1月7日に崩御した昭和天皇の誕生日です。 昭和天皇崩御後、生物学者であり自然を愛した昭和天皇をしのぶ日として、「みどりの日」となりましたが、2007年よりこの日は「昭和の日」と改めらました。 それは、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いを致す」と言う意味合いからです。 それと同時に、「みどりの日」はいままで「国民の休日」であった、5月4日に移動されました。 京都賃貸よりオススメでした。
2011年4月28日(木) 08時20分15秒 |
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象は陸のほ乳類では最大の動物で、その象が1729(享保14)年、ベトナムからの献上品として清の商人により初めて日本にやって来ました。 最初に中御門天皇の御前で披露され、その後江戸に運ばれると、5月27日に将軍徳川吉宗に送られたそうです。 京都賃貸よりオススメでした。
2011年4月27日(水) 08時37分00秒 |
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1946(昭和21)年のこの日、GHQの指示により、東京警視庁に日本で初めて婦人警官62名が採用されました。 当時はほとんどが事務職でしたが、現在では女性白バイ隊など幅広い職種で働いています。 京都賃貸よりオススメでした。
2011年4月26日(火) 08時17分26秒 |
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「4(よい)2(ふ)6(ろ)」の語呂合わせです。 日本のお風呂は元々むし風呂が主流でした。 しかし江戸時代以後に、浴槽を設けたものが現れ、むし風呂は次第にすたれていきました。 良い風呂の日は、親子でお風呂に入って親子の対話を深めたり、家族同士ふれあいを促すことを目的にしています。
ふろに関する昔話 むかしむかし、あるところに、ふろに入ったことのない、おじいさんとおばあさんがおりました。 ふたりには子どもがありません。 ある日、はじめてふろに入ってアカを落としました。 すると、アカの出ること出ること、あんまりたくさんのアカがたまったので、これであかちゃんの人形を作りました。 するとふしぎなことに、このアカでできた人形が動き出し、人間のあかちゃんになってしまったのです。 「ありがたい、ありがたい。これは、神さまがさずけてくださった子だ」 おじいさんとおばあさんは、このあかちゃんを「力太郎」と名付けて、大切に育てることにしました。 ところが、このあかんぼうは大変な大食らいで、ごはんを食べさせれば食ベた分だけ大きくなり、十五才のころには、名前のように、村一番の力持ちに育ちました。 おじいさんおばあさんは、えらく年をとってしまったので、これ以上はたらいて、力太郎にごはんを食ベさせてやる自信がありません。 どうしたものかと、なやんでいますと、 「おらは旅に出る。百貫目の鉄の棒をつくってくれ」 力太郎がいいだしたので、さっそく百貫の棒をつくってやると、力太郎はそれをブンブンふり回して旅に出ました。 しばらくいくと、大男が石をげんこつでくだいて、人を集めています。 力太郎は、石割り男に力比ベをもうしこみました。 「おらの鉄棒を三回半ふり回せたら、おまえの子分になろう。どうだ?」 「いいだろう。できなければ、おれが子分になってやる」 石割り男は鼻で笑って、鉄の棒を手に取りましたが、一ふり半しか回せません。 そこで石割り男は、力太郎の子分になりました。 ふたりが旅をつづけると、お堂を背負って、いばっている男に出会いました。 「おらの鉄棒を三回半ふり回したら、子分になるぞ」 力太郎がもちかけますと、お堂男は、 「なんのこれしき!」 鉄棒を持ちあげましたが、二ふり半しか回せません。 そこで力太郎は、この男も子分にしました。 しばらくすると、人影のない村で、娘がひとりで泣いています。 力太郎がわけをたずねますと、 「じつはこの村には、まいばん化け物がやってきて、つぎつぎと村人をのんでしまいます。今夜は、わたしが食ベられる番なのです」 と、答えるのです。 「そんな化け物くらい、おらたちがやっつけてやる」 力太郎は力強くいうと、かまいっぱいにめしをたかせ、それをペロリとたいらげて、夜を待ちました。 夜中になると、化け物が現れました。 家よりも大きな、大男です。 「まずは、おれがやってやろう」 はじめに、石割り男が立ち向かいましたが、あっけなくのみこまれ、つぎにとびかかったお堂男も、一口でペロリです。 「よし、最後はおらが相手だ! 百貫目の鉄棒を受けてみろ!」 力太郎が鉄棒をふり回しましたが、自慢の鉄棒は、かんたんにねじまげられてしまいました。 「それじゃあ、これならどうだ!」 力太郎は「えい!」とばかりに、化け物のまたの急所をけりあげました。 さすがの化け物もこれにはたまらず、ひっくり返ってうなりました。 力太郎は化け物の腹の上にとび乗ると、あたりかまわずふみつけます。 とたんに、化け物の口からは、これまで飲んだ人たちが、つぎつぎと飛び出してきたのです。 化け物をやっつけた力太郎は、娘を嫁にもらうと、おじいさんとおばあさんを山奥から呼びよせて、村人たちがお礼にと運んでくるめしをたらふく食べながら、しあわせに暮らしたということです。
京都賃貸よりオススメでした。
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