お粥に春の七草のセリ、ナズナ、ゴギョウ(母子草)ハコベラ、ホトケノザ(田平子)、スズナ(かぶ)、スズシロ(大根)を入れて食べるのがこの日です。 正月のごちそうで疲れた胃をいたわったり、縁が少ない冬の栄養源として、ビタミンを補給する意味があります。 七草がゆの効果 ・セリ → 鉄分が多く含まれているので増血作用が期待できます。 ・ナズナ → 熱を下げる、尿の出をよくするなどの作用があります。 ・ゴギョウ → せきやたんを止め、尿の出をよくするなどの作用があります。 ・ハコベラ → タンパク質が比較的多く含まれ、ミネラルそのほかの栄養に富んでいます。 ・ホトケノザ → 体質改善全般。 ・スズナ → 消化不良の改善。 ・スズシロ →スズナと同じく、消化不良の改善。
おかゆに関する昔話むかしむかしある町に、とても貧乏な家がありました。 住んでいるのは心の優しい女の子とお母さんの2人です。 ある日、この家には食べるものが、もう、何もなくなってしまいました。「こまったわね。森へ行って、木の実を拾ってきて」 女の子はお母さんに言われて、森へ木の実を拾いに行きました。 すると、1人のおばあさんが現れました。「おや、こんな森の中に、一人で来るなんて。どうしたんだい?」「はい、家には、食べるものが何もないので、木の実を拾いにきました」「そうかい、感心だねえ。じゃあ、おばあさんがいいものをあげよう」 そういっておばあさんは、女の子に古ぼけたおなべをくれました。 それは、とても不思議なおなべでした。 おなべにむかって、「おなべよ、にえろ」と、言うと、温かくておいしいおかゆが自然に出てきて、「おなべよ、止まれ」と、言うまで、おかゆは出てくるのでした。 おかげで、女の子もお母さんも、もう、おなかが空いて困る事はなくなりました。 ある日、女の子がとなりの町へ出かけた後で、お母さんはおかゆが食べたくなりました。 そこで女の子のまねをして、「おなべよ、にえろ」と、言ってみました。 すると、おなべはちゃんとおかゆを作ってくれました。 ところが、おかあさんは、おかゆの止め方を知りませんでした。「おなべよ、もういらないよ。おなかはいっぱいだよ」 いくらお母さんがそう言っても、おかゆはどんどんにえて、おなべからこぼれ出しました。 やがておかゆは台所からあふれて、家中をいっぱいにして、とうとう家の外へ流れ出しました。 それでもおかゆは止まりません。 となりの家も、そのとなりの家も、そのまたとなりの家も。 とうとう町中がおかゆだらけになり、町の人たちもみんな流されていきます。 そして、おかゆが町はずれまで来たとき、となりの町から女の子が帰ってきました。 女の子はびっくりして、「おなべよ、とまれ!!」 やっと、おかゆは止まりました。 そのあと町の人たちは、町中にあふれているおかゆを少しずつ食べながら、自分の家へ帰っていったそうです。 使い方を知らないの物を勝手に使うと、とんでもないことになると言うお話でした。
京都賃貸よりオススメでした。
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