2010年9月 7日(火) 08時45分57秒 |
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「ク(9)リーナ(7)ー」の語呂合わせから、めがねクリーナーの製造会社・パールが制定した記念日です。 また、この日とは別に、10月1日は「めがねの日」で、「目の愛護デー」の10月10日までが「目とめがねの週間」になっています。
2010年9月 6日(月) 09時06分53秒 |
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「く(9)ろ(6)」(黒)の語呂合わせで、この日は京都黒染工業協同組合が「黒の日」に制定しています。 また、鹿児島黒牛黒豚銘柄販売促進協議会も1998(平成10)年にこの日を記念日に定め、「黒の日まつり」としてセールや試食喧伝を行って普及に努めています。
黒牛に関する昔話
むかし、二人の絵かきさんが旅に出ました。 ある日、二人は宿屋で、江戸からきたという男の人といっしょになりました。 三人で話しているうちに、男の人が言いました。 「ところで、おまえさんたちのお仕事はなんですか?」 すると、一人の絵かきさんが胸を張って言いました。 「わしは絵かきじゃ。めずらしい国を旅しながら、絵をかいている」 すると、もう一人の絵かきさんも、 「わしも絵かきじゃ。二人で旅をしながら、美しい景色を絵にかいている」 それを聞くと、男の人はくやしくなり、 「それはそれは。実はわたしも絵かきでしてな。江戸じゃ、少しばかり有名ですぞ」 と、うそをつきました。 「そんなら、ひとつ三人で絵のかきっこをしましょう」 「それはいい思いつきだ」 二人の絵かきは、男の人が、どんな絵をかくのか見てやろうと思いました。 (・・・さて、これは弱った) 絵のまるでかけない男の人は、困ってしまいましたが、いまさら、うそだとはいえません。 なにくわぬ顔で、 「それじゃ、そちらから、かいてもらいましょう」 と、言いました。 そこでまず最初の絵かきさんは、おかあさんが小さい子供にご飯を食べさせている絵をかきました。 なかなか上手です。 でも、男の人は、わざとつまらなそうに言いました。 「おかあさんが、口を閉じているのはおかしい。子供にご飯を食べさせるときは、親もいっしょに口を開けるもんです。それじゃ、つぎの方」 もう一人の絵かきさんは、木こりが木を切っている絵をかきました。 これもなかなか上手です。 (さすがに絵かきだ。二人ともうまいもんだ) 男の人は、心の中で感心しました。 でも、やっぱりつまらなそうに、 「木を切っているのに、木のくずがないのはおかしい」 と、言いました。 けちを付けられた二人の絵かきさんは、おもしろくありません。 「それじゃ、あなたの腕前を見せてもらいましょう」 「よろしい」 男の人は、筆にたっぷり墨をつけると、紙をまっ黒にぬりつぶしてしまいました。 二人の絵かきさんは、びっくりしてたずねました。 「・・・?」 「・・・いったい、これはなんの絵ですか?」 すると、男の人は、すました顔で、 「これは、まっ暗闇から、黒牛が出てきたところです」
2010年9月 5日(日) 08時49分23秒 |
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1977(昭和52)年のこの日、2日前に通算ホームラン数の世界最高記録を作った王貞治に国民栄誉賞第1号が贈られました。 この賞は内閣総理大臣表彰のひとつで、これまでにマラソンの金メダリスト高橋尚子選手など、スポーツ界や芸能人を中心に贈られています。
「く(9)じ(2)」の語呂合わせから、第一勧業銀行宝くじ部が1967(昭和42)年に制定しました。 引き取り手のない賞金は毎年200億円以上あります。 毎年この日に宝くじの時効(1年)を防止するため、はずれ券を対象にした「宝くじの日お楽しみ抽選」を行っています。
他の記念日
ダイアナ靴の日 銀座の婦人靴専門店「ダイアナ」が1992(平成4)年に制定。 「く(9)つ(2)」の語呂合せ。
2010年9月 1日(水) 08時54分40秒 |
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1923(大正12)年のこの日、関東大震災が起こりました。 その大惨事を忘れないため、また台風の被害の多い時期であることから、1960(昭和35)年に国土庁(国土交通省)が制定しました。 関東大震災の惨事を教訓として防災意識を高めることを目的に、毎年各地で防災訓練などが実施されてます。
防災に関する昔話
あるばんの事です。 とんちが得意のきっちょむさんが、かわや(トイレの事)におきると、向こうの空が、まっ赤にそまっています。 「ややっ、火事かな。どのへんじゃろ? うん? あの辺りは、もしや!」 どうやら、村のしょうやさんの屋敷の辺りです。 「たっ、大変だー! すぐに、すぐに知らせに行かなくては!」 きっちょむさんは、かわやを飛び出して、はだしでかけだそうとしましたが、 「・・・いや、まてよ」 寝ていたおかみさんを起こして、まず、お湯をわかしてもらって、ていねいに、ひげをそりました。 それから、大事な時に着る「かみしも」を着て、たびをはいて、せんすを手にして、ゆうゆうと落ち着いて、しょうやさんの屋敷へ出かけました。 火事は庄屋さんのはなれでした。 まだ、誰も気がついていません。 「しょうやさん、しょうやさん。はなれが火事でございますよー」 きっちょむさんは、雨戸をしずかに叩いて、しょうやさんを呼び起こしました。 声が小さかったし、戸の叩き方もおとなしかったので、しょうやさんは、なかなか目をさましません。 「しょうやさん、しょうやさん。はなれが火事でございますよー。はやく消さないと、大変なことになりますよー」 「・・・・・・」 しばらくたってから、 「なに、火事じゃと!」 しょうやさんがやっと起きて戸を開けると、はなれはもう、ほとんどやけてしまったあとでした。 次のあさ、しょうやさんはかんかんにおこって、きっちょむさんの家にやってきました。 「おまえはゆうべ、火事だというのに、なぜ、かみしもなどつけて、ゆっくりきた。しかも、あんなおとなしい知らせかただ。はなれを、丸やけにしてしまったではないか。火事のときは、なにをさておいてもかけつけて、大きなこえや、ものおとで、知らせねばだめだ!」 きつい文句をいいました。 「へい、次からは、そうしましょう。・・・けど、しょうやさんは、いつも、『男はいざというときはおちついて、みなりもきちんとせよ』と、言っていたではありませんか」 「それも、ときとばあいじゃ! そのくらいのことをわきまえないで、どうする!」 おこったまま、かえっていきました。 せっかく火事を知らせてあげたのに、きっちょむさんは、おもしろくありません。 さて、それからいく日かたった、ばんのこと。 きっちょむさんは、よなかに、がばっとはねおきると、丸太をかついで、しょうやさんの屋敷にかけつけました。 そして、丸太を力いっぱいふりあげて、 ドンドン! ドンドン! と、雨戸をたたいて大声でいいました。 「火事だ! 火事だ! 火事だー!」 しょうやさんは、とびおきました。 あま戸をあけると、きっちょむさんです。 「火事はどこだ! おいおい、そんなにたたくな。屋敷がこわれるではないか」 すると、きっちょむさんは、丸太をほうりだして、 「ああ、くたびれた。どうです。本当に火事があったときには、今くらいの知らせ方で、いかがでしょうか?」
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