2010年8月12日(木) 08時22分53秒 |
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1893(明治26)年のこの日、文部省(文部科学省)告示「小学校祝祭日大祭儀式規定」の公布により、小学校の祝日・大祭日の唱歌として「君が代」「一月一日」「勅語奉答」など8曲が定められました。 歌詞の原形は「古今和歌集」で「君」はもともと家長や友人、愛人の意味でした。
歌の出てくる昔話
むかしむかし、中国の王さまのもとに、遠い国から一冊の本が送られてきました。 そこには、 《中国の王さまのご殿は、世界一すばらしい。でも、本当にいちばんすばらしいのは、そのお庭のナイチンゲール(なきウグイス)の声》 と、書かれてありました。 「わしの庭に住んでいるらしいナイチンゲールとやらを、今夜じゅうにさがし出してまいれ」 大臣と家来たちはご殿じゅうさがしましたが、どこにいるのかわかりません。 こまっていると、台所で働く小さい娘が、 「その鳥なら、毎晩、病気のかあさんに食ベ物を届けにいくとき、森の中でいい声で歌ってくれるわ」 と、いいました。 みんなは、娘を先頭にゾロゾロと森へ出かけました。 森の奥から、鈴をふるような、きれいな歌声がひびいてきます。 「しっ! あれがナイチンゲールよ」 娘は、枝に止まっている灰色の小鳥にいいました。 「王さまに、あなたの歌を聞かせてあげて」 娘のたのみを聞いて、ナイチンゲールは、その晩、王さまのご殿にやってきました。 ナイチンゲールは、王さまの前で歌いました。 王さまは、はらはらと涙をこぼていいました。 「なんてすばらしいのだ。どうか、いつまでもわしのそばにいてくれ」 その日から、ナイチンゲールはりっぱな鳥かごをいただいて、ご殿で暮らすようになりました。 さて、ナイチンゲールがやっとご殿の暮らしに慣れたころ、遠い国から王さまへ贈り物が届きました。 それはダイヤモンド(→ 詳細)とルビー(→詳細)で飾られた美しい金のウグイスで、ネジを巻くと尾をふって、それはみごとに歌うのでした。 「金のウグイスがいれば、わしは、なにもいらぬ」 その王さまのことばを聞くと、ナイチンゲールはまどからそっと飛び立って、森へ帰っていきました。 そうして、一年たちました。 ある晩、金のウグイスはブルルル、といったきり、動かなくなってしまいました。 王さまは医者や時計屋をよんで、なんとか金のウグイスを歌わせようとしましたが、むだでした。 心棒(しんぼう)の折れたウグイスを、もとのように歌わせることなど、だれにもできなかったのです。 それから、五年たちました。 王さまは、重い病気にかかり、だれもが王さまはもう助かるまいと思っていました。 新しい王さまも決まり、大臣や家来たちは、新しい王さまのあとばかり追いかけて歩いていました。 「たのむ。もう一度歌ってくれ。金のウグイスよ」 病気の王さまは、ベッドの中で涙をこぼしました。 そのとき突然、鈴をふるような歌声がまどのそばでひびきました。 歌っているのは、森のナイチンゲールです。 王さまが苦しんでいることを知って、なぐさめにきたのです。 ナイチンゲールの声を聞いているうちに、王さまのからだに力がわいてきました。 ナイチンゲールは、声をかぎりに歌いました。 (もう一度、お元気になって。王さま!) その晩、王さまはグッスリとねむり、新しい朝がきたときには、青ざめていた冷たいほおは、バラ色にかがやいていました。 「ありがとう、ナイチンゲールよ。これからも、たびたび飛んできて、わたしをはげましておくれ」 ナイチンゲールが森へ飛んでいったあと、家来たちがヘやへ入ってきました。 家来たちは、てっきり王さまが亡くなったものと思って見にきたのです。 元気になった王さまは、ビックリする家来たちをジロリと見回して、 「おはよう、みなの者」 と、いったのです。
2010年8月11日(水) 08時21分41秒 |
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1936(昭和11)年のこの日、オリンピック・ベルリン大会の女子200メートル平泳ぎ決勝で、和歌山県出身の前畑秀子が優勝しました。 このときNHKラジオの実況中継を担当した河西三省アナウンサーの「前畑がんばれ」を連呼した中継が日本中を沸かせ、歴史に残る名放送といわれています。
2010年8月 7日(土) 08時15分52秒 |
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バナナの消費拡大を図るため、「バ(8)ナナ(7)」の語呂合わせから記念日とされています。 バナナは、すぐエネルギーになるカリウムがたっぷり含まれており、血圧を上げるナトリウムを排泄させる働きがあります。 スポーツ食としても親しまれています。
他の記念日
鼻の日 日本耳鼻咽喉科学会が1961(昭和36)年に制定。 「は(8)な(7)」の語呂合せ。 各地で専門医の講演会や無料相談会等が行われます。
花の日 「は(8)な(7)」の語呂合せ。
2010年8月 5日(木) 08時18分53秒 |
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1912(大正元)年のこの日、東京・数奇屋橋のタクシー自動車株式会社が、日本で初めてタクシーの営業を開始したことを記念してタクシー業界が1989(平成元)年に制定しました。 当時はT型フォード6台で営業していたそうです。
タクシーに関する昔話
いまは、タクシーという、べんりな物がありますが、むかしはそんなものはありません。 まあ、「かご」というものが、いまのタクシーのようなものでしょうか。 そんな、むかしの話でございます。
ある男が急用をおもいだして、かごにのりました。 「これ、かごや。急用でいそいでいるんだ。金はたくさんだすから、いそいでくれ」 「へい。では、しっかりつかまっていてくださいよ」 それからちょうしよく、 「えいっほうっ、えいっほうっ」 と、いそいでゆきますが、どういうわけか、うしろからきたかごにおいぬかれてしまいました。 客の男は腹を立てて、 「いそいでくれというのに、なぜ、いそいでくれない! みてみろ、今、うしろからきたかごが、さきにいったぞ」 と、いうと。 「でもだんな、そいつは、むりですぜ。なにしろ、むこうは、三まいですからね」 「三まいとはなんだ?」 「へい、三人でかつぐことです」 「三人でかつげば、そんなに早いのか」 「へえ、そりゃあもう。まあ、お代金もそれなりですがね」 すると、客の男、 「よし! それならば、かごをとめろ! 金は三人分はらってやるから、おれもでて、三人でかつごう」
2010年8月 4日(水) 08時15分47秒 |
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正しい箸の持ち方から食文化の見直しまで含め、箸を考えようという民俗学研究家の提唱により、わりばし組合が1975(昭和50)年、記念日に制定しました。 「は(8)し(4)」と箸を語呂合わせしたものです。 この日は赤坂・日枝神社などで箸感謝祭の後、箸のお焚き上げが行われます。
その他の記念日
橋の日 宮崎県の湯浅利彦さんの提唱により「橋の日実行委員会」が1986(昭和61)年に制定。 「は(8)し(4)」(橋)の語呂合せ。 私達の生活と文化に密接な関りを持つ川や橋に感謝し、橋や河川との触れ合いを通して故郷を見つめ直す日。
ビアホールの日 ビアホールチェーンのサッポロライオンが制定。 1899(明治32)年、東京・銀座の新橋際に、現存する中では日本で最も古いビアホール「ヱビスビヤホール」(サッポロライオンの前身)が開店しました。
ゆかたの日 兵庫県城崎町の城崎温泉観光協会が制定。 「城崎ふるさと祭り」の開催日。
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