1825(文政8)年、江戸の中村座で「東海道四谷怪談」が初演されました。 東海道四谷怪談(通称「四谷怪談」)は、浪人民谷伊右衛門に毒殺された妻お岩の復讐話です。 不義密通をはたらいた男女が殺され、戸板に縛られ神田川に流されたという実在の事件をヒントに四世・鶴屋南北が作った話です。
幽霊の昔話女房に死なれてから、ずっとひとりぐらしの男がいました。 ある日、昼めしを食べていると、おぜんのむこうに、白い着物を着た青白い顔の女の人が、「ヒューッ、ドロドロドロー」と、あらわれました。「ひゃー! 出たー! お助けをー! ・・・あれっ?」 よくよくみますと、それは、ずっと前に死んだ、男の女房ではありませんか。「かかあ・・・。おめえか? おめえだな。これ、なんで今ごろになって、ばけてきたんだ」と、ききますと。「おまえさん。・・・長いこと、長いこと、おまえさんにあわないので、・・・あいたくて、あいたくて、つい、でてきました」「そうか、そいつはうれしいねえ。しかし、それにしたって、おまえもせっかちな女だな。ゆうれいなんだから、夜まで待てばいいじゃないか」と、いいますと、女房のゆうれいは、こわそうにみぶるいして。「よっ、夜にだって。・・・おお、おそろしい。おまえさん、あたしがこわがりなのを知っているだろ。もし、夜に来て、ゆうれいにでも出会ったらどうするんだい」
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