毎月9日は鯨(くじら)の日です。 1993(平成5)年、日本捕鯨協会が京都で国際捕鯨委員会(IWC)を開催しました。 それを記念して、同協会を始め、大日本水産会などの25団体が制定しました。 「く(9)じら」の語呂合わせです。
くじらの昔話
むかし、アメリカのインディアンに、タバコがすきで、歌のじょうずな、クロスカップという英雄がいました。 ある日、このクロスカップは、用があって、海をわたることになりました。 でも、クロスカップは、あまり泳ぎがじょうずではありません。 そこで、♪ほうい ほうい。♪海をわたりたいが わたしはあまり泳げない♪お礼はするから だれかわたしをのせてくれ♪ほうい ほうい 海岸にたって歌うと、クジラがやってきました。「海のむこうまで、のせていってくれないか?」「おやすいご用だ」 クジラは、ぜんそく力でおよぎ出しました。「しっかりつかまっていてくださいよ」「だいじょうぶ。おまえのせなかは、ひろいから」 クロスカップはクジラの背中で、きざみタバコをパイプにつめると、ぷかり、ぷかりと、ふかしました。 やがてむこうに、めざす島が見えはじめた時、きゅうに、クジラのスピードがおちました。「どうしたんだい」「このまますすめば、おなかが海のそこに、つかえてしまいますよ」 心配そうに、クジラがいいました。「なあに、だいじょうぶさ」 クロスカップが、わらっていうので、クジラは、またすすみました。 でも、やっと島についた時、やっぱり、あさせにのりあげてしまいました。「ほら、あなたのせいですよ。もう、海にもどれなくなってしまった。どうしよう・・・」 クジラは、なき出してしまいました。「心配するな、わたしが海に返してやるから」と、いうと、クロスカップは、せなかからすベりおりて、クジラの頭をかかえると、すごい力で、「えい、えいっ!」と、おしました。 すると、「ずずっ、ずずずっ」 クジラはすべり出して、海にぷっかりと、うかびました。「さて、のせてくれたお礼に、何をあげよう。」 クロスカップが聞くと、くじらは、ちょっと考えていいました。「パイプとタバコをください」「よかろう。」 クジラは、パイプをくわえて、よろこんで帰っていきました。 みなさんは、クジラがしおをふくと思っているでしょうが、本当は、あれは、パイプをふかしているのですよ。
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