2010年6月23日(水) 08時24分15秒 |
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毎月23日は、「ふ(2)み(3)きり」の語呂合わせから踏切の日です。 特に梅雨で雨が多いために事故が発生しやすい6月は、重要視されています。 踏切には第1種から第4種がありますが、遮断機と警報機のついた安全性の高い第1種甲が原則になっています。 それでも最近の鉄道関連の死亡事故は、そのほとんどが踏みきりで起きています。
鉄道に関する昔話
むかし、まだ汽車(きしゃ)がめずらしかったころのことです。 いなかの村にも、汽車がはしるようになりました。 あるばん、きかんしゅがシュッポシュッポと、汽車をはしらせていくと、むこうから、くるはずのない汽車がはしってきます。 「あっ、あぶない!」 急ブレーキをかけてとまると、ふしぎなことに、あいての汽車はかげもかたちもありません。 こんなことが何度もあったので、きかんしゅはカンカンです。 あるばん、きかんしゅは、にせものの汽車があらわれると、ブレーキをかけるどころか、反対にスピードをあげました。 ドカーン! ぶつかりましたが、そのとたん、にせものの汽車はパッときえて、かげもかたちもありません。 そのばんおそく、薬屋の戸をたたくものがありました。 みせのひとがでてみると、お寺の小僧さんです。 「和尚(おしょう→詳細)さんがやけどしました。やけどのくすりをわけてください」 「それはおきのどく。どうぞ、おだいじに」 薬屋はつぎの日、和尚さんをおみまいにいきました。 すると、和尚さんはピンピンしています。 「なに、わしがやけどをした? それに、うちの寺にはいま、小僧をひとりもおいていない。これはひょっとすると、うらのやぶにすんでいるタヌキかもしれん」 和尚さんは薬屋と、やぶへまわって、タヌキのあなぐらをのぞきこみました。 すると、タヌキはやけどをした頭に、せっせとくすりをぬりこんでいます。 「いったい、どうしたんじゃ?」 和尚さんがきくと、タヌキは、 「汽車がとおるようになって、やぶがけずられて、うるさくてひるねもできません。それで、汽車にばけておどかしていたのですが、ゆうべは汽車のかまどに頭をぶつけて、ごらんのありさまです」 「そうか。にせものの汽車は、おまえだったのか。まあ、やけどくらいですんでよかった。はやくなおして、げんきにおなり」 和尚さんはそういって、タヌキをなぐさめました。
2010年6月22日(火) 08時28分49秒 |
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日本ボウリング場協会が1972(昭和47)年に制定しました。 1861(文久元)年6月22日付の英字新聞「ザ・ナガサキ・ショッピングリスト・アンド・アドバタイザー」に日本初のボウリング場オープンの広告が掲載されたことを記念しています。
2010年6月21日(月) 08時16分47秒 |
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スナック菓子のメーカーが夏至を記念して提唱したことが始まりといわれています。 かつては、夏至のお祝いに、ちまきによく似た「カクショ」やお正月のおもちを固くして食べる「歯固」という習慣があったことに由来しているようです。
2010年6月20日(日) 08時20分51秒 |
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健康住宅推進協議会が制定しました。 健康住宅というのは、各地域の特徴、気候や風土などに適した設計がなされており、人に優しい住居であることを条件にしています。 また、同協議会では、11月9日を「換気の日」と定めています。
2010年6月18日(金) 08時21分03秒 |
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1908(明治41)年、ブラジル第1回移民として158家族781人が笠戸丸でブラジルのサントス港に到着したのがこの日です。 それを記念日として、総理府(内閣府)が1966(昭和41)年に制定、国際協力事業団移住事業部が実施を開始しました。
移住に関する昔話
むかしむかし、ある森にリスが住んでいました。 夏が終わりに近づいたころ、リスはせっせとドングリを集めて、カシの木のすみかにはこんでいました。 「やあ、リス君。何をしてるんだい?」 さっきからようすを見ていた小鳥が、声をかけました。 「こんにちは、小鳥さん。冬ごもりの支度(したく)をしているのさ。冬は食べ物がないからね」 いそがしそうに答えるリスに、小鳥はわらいました。 「アハハハハ。そんなことしなくても、冬が来る前に、南の国へわたればいいのに。何もこんな雪にうもれる森で、ふるえてすごすことはないよ。南の国は木の実も果物もどっさりあって、お日さまはあついぐらいてらしてくれるんだよ」 「へえ! その南の国って、どこにあるんだい?」 リスは集めたドングリをバラバラと落として、目をかがやかせました。 「南の国はね、あの山のむこうだよ。まあ、二週間もあれば大丈夫」 「あの山のむこうかあ。それでさ」 リスがもっといろいろ聞こうとすると、小鳥はめんどうくさくなったのか、バタバタと飛んで行ってしまいました。 リスはボンヤリと、遠い山をながめました。 「寒い冬をあったかくすごせたらいいだろうなあ。木の実も果物も、どっさりだって。・・・いいなあ」 リスは、自分も南の国へ行きたくなりました。 やがて秋が来て、色づいた木の葉もちり、風がピューピューと冷たくふきながら、森をかけまわる冬がやって来ました。 リスはドングリを集めるのも、あたたかい寝床(ねどこ)を作るのもやめて、毎日、南の国でくらすことばかり夢見ていました。 そうして、カシの木がすっかり葉っぱを落としてしまうと、 「さあ、行こう。あたたかい南の国へ」 と、ほんとうに南へと出発(しゅっぱつ)したのです。 リスは走って森をぬけ、沼地(ぬまち)では何度も足をとられそうになり、木ぎれにつかまってわたりました。 走り続けて、やっと山のふもとにたどりついたのは、もう夕方でした。 足はクタクタにくたびれて、パンパンにはれあがっています。 「今夜中に山のてっぺんにのぼって、南の国に『おはよう』のあいさつをするんだ!」 リスは何度もそう言って自分をはげまし、一歩ずつのぼって行きました。 けれども、足が痛い上におなかもペコペコです。 風はリスをふるわせて、夜空の星もこおりそうな寒さです。 「ああ、もう、だめだ・・・」 リスは大きな石を見つけて、そのかげで丸くなりました。 そしてため息をついたとたん、気がつきました。 「そうか、小鳥たちは空を飛んでわたるから、くたびれないで南の国へ行けるんだ。・・・ああっ!」 そのときです。 リスはいきなり、背中をナイフでさされたような痛みをおぼえました。 そのとたん、体がうきあがり、あっという間に空高くつれさられたのです。 リスをつかまえて飛んだのは、恐ろしいトンビでした。 リスはこわくてたまりませんでしたが、もう、あばれる力もありません。 もっとも、本当にあばれたら、地面に落とされて死んでしまうでしょう。 「どっちにしても、ぼくは死んじゃうんだ」 と、そのとき、ビュー! と風がふいてきたかと思うと、一羽のするどいくちばしをもった別のトンビが来てどなりました。 「やい、そのエサをこっちへよこしな! 言うとおりにしないと、お前の背中を血だらけにするぜ!」 「じょ、冗談じゃねえ!」 リスをつかまえたトンビは逃げましたが、リスが重くて思うように飛べません。 たちまち、トンビとトンビが夜空でたたかいを始めました。 一羽が逃げるともう一羽が追いかけて、ツメで傷つけ、くちばしでつつきます。 リスは暗い夜空をツメでつかまれたまま、あっちへ飛びこっちへ飛びとふりまわされ、痛さとこわさで何度も気絶(きぜつ)しそうになりました。 そのうちに、リスをつかまえていたトンビが背中をやられて、思わずツメをゆるめたのです。 「うわぁー!」 リスはまっさかさまに、落ちて行きました。 「もう、だめだ!」 リスは、一瞬(いっしゅん)、気をうしないましたが、何かにぶつかって、ハッと目を開けました。 運がいいことに、リスは森の木の枝にひっかかったのです。 リスは最後の力をふりしぼって、枝につかまりながら、用心(ようじん)して木をおりました。 やっと地面におりて、リスが木を見あげてみると、 「ああっ、ここは!」 そこは今まで住んでいた森で、落ちた木はリスの家のカシの木だったのです。 リスは大喜びで、作りかけの寝床(ねどこ)に丸くなりました。 「ああ、なんていい気持ち! 冬は寒くても、やっぱり自分の家が一番!」 リスは心から安心して、グッスリと眠りました。
おしまい
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