大阪府多獲性魚有効利用検討会(大坂おさなか健康食品協議会)が1985(昭和60)年に制定しました。 「1(い)0(わ)4(し)」の語呂合わせです。 大阪湾でイワシ類が大量に獲れることから、安くておいしいヘルシーフーズとして認識してもらうことが目的です。
魚に関する昔話
ひろいひろい海の中には、さまざまな魚が住んでいます。 人間より大きい魚もいれば、赤ちゃんの小指より小さい魚もいます。 魚たちの中には、ただ体が大きいというだけで、やたらにいばる魚もいます。たとえば、こんなふうに。「やい、どけ、どけ、どけ! この小魚どもめ。おれさまが見えないのか。チビのくせに、じゃまをすると承知しないぞ!」 気の毒に、小さい魚は大きい魚をこわがって、いつもビクビクしていました。 さて、ある日のこと。 1人の漁師が、沖へ船をこぎ出しました。 漁師は魚をとるアミを、海にバッと、投げかけました。「うわーっ、助けてくれーっ!」 アミにかかった大きな魚が、ジタバタしながらさけびました。 小さな魚もいっしょにつかまりましたが、こちらはアミの目のあいだから、するりと逃げ出して、そのまま海の中に戻っていきました。 けれども、大きい魚はアミごと引き上げられてしまい、二度と海へはかえれませんでした。 目立たないけどつつましい人は災難を逃れ、目立つ有名な人は、災難にあいやすいものです。 世の中は、大きいよりも小さい方が得をすることがあるのです。
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