江戸時代には山科と京都市街地を結ぶ九条山付近に処刑場がありました。当時は見せしめの意味もあって往来の多い街道沿いに処刑場を作ったそうです。この九条山付近は東海道が通っており、多くの旅人が処刑を目にしたことでしょう。山科を紹介した書籍「洛東探訪」によれば、ここの処刑場で約1万5千人が処刑されているとのことです。この石碑には「南無阿弥陀仏」と刻まれており高さ4mもあります。これは刑死者の霊を弔うために享保2年(1717年)に木食正禅養阿上人という方が建てられたそうです。現在は処刑場があった場所より東に位置する日ノ岡に移され、建てられております。
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